O-59当院におけるステレオガイド下マンモトーム生検の検討
【はじめに】マンモグラフィー(以下MMG)で要精査とされた石灰化でも, 腫瘤を触知せず超音波でも確認できない場合にはステレオガイド下のマンモトーム(以下MT)生検が強力な武器となる. 当院における現状を報告する. 【対象, 結果】2006年6月までに施行された29例. 全例女性. MMGでカテゴリー(以下C)3以上の症例で超音波での病変描出が困難な場合を対象とした. MMGでC3が17例, 4が10例, 5が2例. C3では13例良性, 1例境界病変(手術でADH), 悪性3例(うちDCIS 2例)であった. C4では6例良性, 1例境界病変(手術でDCIS), 悪性3例(うちDCIS 2例)...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2006, Vol.15 (3), p.420-420 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】マンモグラフィー(以下MMG)で要精査とされた石灰化でも, 腫瘤を触知せず超音波でも確認できない場合にはステレオガイド下のマンモトーム(以下MT)生検が強力な武器となる. 当院における現状を報告する. 【対象, 結果】2006年6月までに施行された29例. 全例女性. MMGでカテゴリー(以下C)3以上の症例で超音波での病変描出が困難な場合を対象とした. MMGでC3が17例, 4が10例, 5が2例. C3では13例良性, 1例境界病変(手術でADH), 悪性3例(うちDCIS 2例)であった. C4では6例良性, 1例境界病変(手術でDCIS), 悪性3例(うちDCIS 2例), C5は2例とも悪性であった. 悪性例は29例中9例31.0%, またDCISは5例17.4%であった. DCISのうち1例は2mm大, 1例はわずかに1腺管のみに認めた. 【まとめ】微小なDCIS症例では石灰化の範囲全部が悪性ではなく, MT生検時の標的選定に注意が必要であった. |
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ISSN: | 0918-0729 |