PD2-7 地域がん登録を用いた乳癌検診感度 -アウトカム評価

【はじめに】検診成績を語る上で, 検診の感度は極めて重要な指標である. 宮城県対がん協会乳癌検診における中間期乳がん数を地域がん登録を基に把握し, 検診感度を検討した. 【対象ならびに方法】平成7年から14年の間に, 宮城県対がん協会にて乳がん検診を受診した454,183人. 検診受診者名簿を地域がん登録と照合し, 検診受診後2年以内に, 検診以外で乳癌と診断された症例を中間期癌として登録した. 【結果】照合前に宮城県対がん協会で把握していた検診発見乳癌は625例, 中間期乳癌は75例であった. 照合前の視触診単独検診の感度は86.4%, マンモグラフィ(以下, MMG)併用検診の感度は92....

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2006, Vol.15 (3), p.379-379
Hauptverfasser: 河合賢朗, 鈴木昭彦, 石田孝宣, 武田元博, 甘利正和, 白石千子, 小熊光恵, 宇佐美 伸, 多田 寛, 渋谷大助, 大内憲明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】検診成績を語る上で, 検診の感度は極めて重要な指標である. 宮城県対がん協会乳癌検診における中間期乳がん数を地域がん登録を基に把握し, 検診感度を検討した. 【対象ならびに方法】平成7年から14年の間に, 宮城県対がん協会にて乳がん検診を受診した454,183人. 検診受診者名簿を地域がん登録と照合し, 検診受診後2年以内に, 検診以外で乳癌と診断された症例を中間期癌として登録した. 【結果】照合前に宮城県対がん協会で把握していた検診発見乳癌は625例, 中間期乳癌は75例であった. 照合前の視触診単独検診の感度は86.4%, マンモグラフィ(以下, MMG)併用検診の感度は92.8%であった. 宮城県地域がん登録との照合により, 新たに中間期乳癌182例が確認された. この中間期乳癌症例を加えて検討したところ, 視触診検診の感度は62.6%, MMG併用検診の感度は83. 1%であり, 両群間に統計学的有意差を認めた(p
ISSN:0918-0729