乳癌診断における超音波検査の有用性と検診導入への問題点

乳房超音波併用検診はMMGで指摘できない早期乳癌を発見する可能性を秘めている反面, 良性疾患の患者を多数, 要精査として挙げる可能性もある。乳房超音波診断の有用性と問題点を明らかにするため, 2000年4月1日から2005年4月30日まで, 当院にてMMG, エコーをともに施行し, 細胞診もしくは組織診で診断可能であった, 4,383症例を対象に検討を行った。MMGにて指摘されず超音波にて所見が得られた症例を抽出し, 年齢や臨床診断等に関して解析を行った。 悪性1,072症例のうち, 悪性でMMGにて指摘されず超音波で所見を得られたのは129例, 年齢別では40代 (57例;p...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2006/06/25, Vol.15(2), pp.221-226
Hauptverfasser: 相良, 安昭, 雷, 哲明, 久木田, 妙子, 相良, 吉昭, 土持, 進作, 高浜, 哲也, 松山, 義人, 米永, 史代, 大井, 恭代, 安藤, 充嶽, 相良, 吉厚
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:乳房超音波併用検診はMMGで指摘できない早期乳癌を発見する可能性を秘めている反面, 良性疾患の患者を多数, 要精査として挙げる可能性もある。乳房超音波診断の有用性と問題点を明らかにするため, 2000年4月1日から2005年4月30日まで, 当院にてMMG, エコーをともに施行し, 細胞診もしくは組織診で診断可能であった, 4,383症例を対象に検討を行った。MMGにて指摘されず超音波にて所見が得られた症例を抽出し, 年齢や臨床診断等に関して解析を行った。 悪性1,072症例のうち, 悪性でMMGにて指摘されず超音波で所見を得られたのは129例, 年齢別では40代 (57例;p
ISSN:0918-0729
1882-6873
DOI:10.3804/jjabcs.15.221