P-64 検診にて発見された同時性両側乳癌の一側が副乳癌であった一例
検診にて発見された, 同時性両側乳癌の一側が副乳癌であった一例を経験したので報告する. (症例)61歳, 女性. 主訴は, 検診後要精査. 現病歴は, 平成16年11月に検診にて左乳房腫瘤陰影を指摘され近医受診した. 精査にて, 左乳癌の診断にて手術目的に12月に当科紹介となった. 当科来院時の診察では, 右乳房下腹壁にも腫瘤を認めた. 乳房と連続性はないが, milk lineに沿った部位であり, core needle biopsy(CNB)を行ったところ, invasive ductal carcinomaであった. (入院時経過)同時性両側乳癌, 副乳癌の診断にて平成17年1月に左乳癌...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2005, Vol.14 (3), p.479-479 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 検診にて発見された, 同時性両側乳癌の一側が副乳癌であった一例を経験したので報告する. (症例)61歳, 女性. 主訴は, 検診後要精査. 現病歴は, 平成16年11月に検診にて左乳房腫瘤陰影を指摘され近医受診した. 精査にて, 左乳癌の診断にて手術目的に12月に当科紹介となった. 当科来院時の診察では, 右乳房下腹壁にも腫瘤を認めた. 乳房と連続性はないが, milk lineに沿った部位であり, core needle biopsy(CNB)を行ったところ, invasive ductal carcinomaであった. (入院時経過)同時性両側乳癌, 副乳癌の診断にて平成17年1月に左乳癌は胸筋温存乳房切除術およびセンチネルリンパ節生検術, 右副乳癌はwide excision, センチネルリンパ節生検術を施行した. 病理組織学的診断では, 左乳癌はinvasive ductal carcinoma scirrhous type T2N0M0 stageII A ER(+)PgR(+)であり, 右副乳癌はinvasive ductal carcinoma scirrhous type T2N0M0 stageII A ER(-)PgR(+)であった. 術後合併症もなく, 現在外来にてCEF療法を施行中である. (まとめ)今回, 我々は, 非常に稀な同時性両側乳癌の一側が副乳癌の一例を経験したので報告した. |
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ISSN: | 0918-0729 |