P-50 大分県におけるマンモグラフィの実態調査-第1報:検査内容について

【目的】大分県におけるマンモグラフィ検査および精度管理に対する意識向上を図るために, まず, その実態を把握することを目的とした. 【方法】大分県内で乳房撮影装置を設置している35施設にアンケートを送付した. アンケートの内容は, 検査時更衣, 受像系, 撮影対象, 撮影方法などとした. 【結果】27施設(77.1%)より回答が得られた. 検査時の更衣は, 検査着などを使用している施設が77.8%であった. 受像系は, 63.0%でDigital系であった. 撮影対象は, 74.1%で精密または検診+精密であった. 撮影方法は, 全施設でMLO+CCであったが, 追加撮影を行っている施設は37...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2005, Vol.14 (3), p.472-472
Hauptverfasser: 村上智紀, 房常朋視, 下東吉信, 内藤秀一, 永嶋しのぶ, 吉岡春香, 畑田俊和, 東田善治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】大分県におけるマンモグラフィ検査および精度管理に対する意識向上を図るために, まず, その実態を把握することを目的とした. 【方法】大分県内で乳房撮影装置を設置している35施設にアンケートを送付した. アンケートの内容は, 検査時更衣, 受像系, 撮影対象, 撮影方法などとした. 【結果】27施設(77.1%)より回答が得られた. 検査時の更衣は, 検査着などを使用している施設が77.8%であった. 受像系は, 63.0%でDigital系であった. 撮影対象は, 74.1%で精密または検診+精密であった. 撮影方法は, 全施設でMLO+CCであったが, 追加撮影を行っている施設は37.0%であった. 【考察】検査時の更衣なしの施設が22.2%あったが, 被検者の羞恥心や不安軽減のためには検査着を使用するべきだと考える. 撮影方法がMLO+CCであるのは, 各施設がガイドラインなどに従っているためだと考える. また, 精密に関わっている施設の割合に比べて, 追加撮影を行っている施設が少ない. 撮影技師の判断により必要に応じて追加撮影も行うべきだと考える. 【結語】大分県のマンモグラフィ実態調査を行った. 検査内容について, 改善を行っていく必要があると考える.
ISSN:0918-0729