O-110 横浜市MMG併用乳がん検診4年間の歩みとこれからの展望

横浜市では平成13年10月より50歳以上偶数歳を対象に, MMG併用の乳がん検診を開始し3年9ヶ月が経過, 平成17年7月より40歳台隔年にMMG(2方向)を追加した. 平成16年度末現在, 受診者総数49804人, 乳癌発見症例107例, 乳癌発見率0.26%, 要精検率7.0%, 精検受診率82.5%であった. (乳癌発見率と精検受診率は前年度末の成績)過去3年6ヶ月間に一精検施設である当院において, MMG検診要精検者への精査65例中6例9.2%の乳癌が診断されたが, 同時期の市全体の成績は4.6%(乳癌発見率/要精検率×精検受診率)であり, 精検実施医療機関で乳癌が診断し尽くされていな...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2005, Vol.14 (3), p.439-439
Hauptverfasser: 久保内光一, 菅家大介, 福田護, 八十島唯一, 萩原明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:横浜市では平成13年10月より50歳以上偶数歳を対象に, MMG併用の乳がん検診を開始し3年9ヶ月が経過, 平成17年7月より40歳台隔年にMMG(2方向)を追加した. 平成16年度末現在, 受診者総数49804人, 乳癌発見症例107例, 乳癌発見率0.26%, 要精検率7.0%, 精検受診率82.5%であった. (乳癌発見率と精検受診率は前年度末の成績)過去3年6ヶ月間に一精検施設である当院において, MMG検診要精検者への精査65例中6例9.2%の乳癌が診断されたが, 同時期の市全体の成績は4.6%(乳癌発見率/要精検率×精検受診率)であり, 精検実施医療機関で乳癌が診断し尽くされていない可能性が示唆された. 当院で発見された乳癌138例のMMG所見を年齢階層別に検討すると, カテゴリー1, 2でMMGに所見の得られなかったものが, 20歳台25%, 30歳台17%, 40歳台15%, 50歳台4%に見られた. これは平成17年7月より追加開始した40歳台MMG(2方向)撮影検診の問題点であり, 今後の展望につき言及する.
ISSN:0918-0729