O-86 非触知微細石灰化病変に対するステレオガイド下マンモトーム生検・高分解能MRIを用いた診断アプローチ

【目的】非触知微細石灰化病変に対するステレオガイド下マンモトーム生検, 高分解能MRIの有用性について検討した. 【方法および対象】マンモトームの適応は, 非触知のカテゴリー3以上の微細石灰化病変である. 2001年8月から2005年7月までにマンモトームを施行した193症例を対象とした. 2003年より高分解能MRIを診断に用いている. 【結果】原発性乳癌は73例(37.8%)であった. そのうち非浸潤性乳管癌は48例(65.7%)であった. 高分解能MRIは, 非浸潤癌の広がり診断だけでなく, 特徴的な造影効果により質的診断にも有用であった. そのため, マンモトームにおける摘出本数を減ら...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2005, Vol.14 (3), p.427-427
Hauptverfasser: 朱敬之, 緒方晴樹, 尾畑宇子, 都築麻紀子, 宮本圭子, 西川徹, 川本久紀, 矢吹由香里, 太田智彦, 福田護, 印牧義英, 中島康雄, 前田一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】非触知微細石灰化病変に対するステレオガイド下マンモトーム生検, 高分解能MRIの有用性について検討した. 【方法および対象】マンモトームの適応は, 非触知のカテゴリー3以上の微細石灰化病変である. 2001年8月から2005年7月までにマンモトームを施行した193症例を対象とした. 2003年より高分解能MRIを診断に用いている. 【結果】原発性乳癌は73例(37.8%)であった. そのうち非浸潤性乳管癌は48例(65.7%)であった. 高分解能MRIは, 非浸潤癌の広がり診断だけでなく, 特徴的な造影効果により質的診断にも有用であった. そのため, マンモトームにおける摘出本数を減らすことが可能であった. しかし, low grade DCISの診断には限界があった. 【結論】マンモトームと高分解能MRIの組み合わせは, 非触知微細石灰化病変の診断に有用であった.
ISSN:0918-0729