要-4 一般女性の乳癌自己触診に関する意識調査-資料添付型アンケートを実施して
【目的】一般女性の乳房自己触診に関する知識や実施状況は不明である. そこで資料添付型のアンケートを実施し調査した. 【対象】平成16年度冬期にドックを受診した女性350名. そのうち177名(平均年齢49.9才)より回答を得た. 【方法】乳癌及び自己触診に関する資料を事前に郵送し, これらの知識と自己触診実施状況, 未実施の理由等を問うアンケートを実施し, 受診日に回収. また過去の乳癌検診受診歴, 最後に添付資料の内容が理解できたかを質問した. 【成績】自己触診は全体の58%(30歳代:87%, 40歳代:66%)が未実施であり, 理由は, 方法が分からない35%, つい忘れてしまう42%な...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2005, Vol.14 (3), p.375-375 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】一般女性の乳房自己触診に関する知識や実施状況は不明である. そこで資料添付型のアンケートを実施し調査した. 【対象】平成16年度冬期にドックを受診した女性350名. そのうち177名(平均年齢49.9才)より回答を得た. 【方法】乳癌及び自己触診に関する資料を事前に郵送し, これらの知識と自己触診実施状況, 未実施の理由等を問うアンケートを実施し, 受診日に回収. また過去の乳癌検診受診歴, 最後に添付資料の内容が理解できたかを質問した. 【成績】自己触診は全体の58%(30歳代:87%, 40歳代:66%)が未実施であり, 理由は, 方法が分からない35%, つい忘れてしまう42%などであり, 方法を知っていても実施率は37%であった. 未実施者の76%が過去に一度も乳癌検診を受けたことがなく, 乳癌に関する知識や過去の検診受診率が高いほど実施していた. アンケート終了時は未実施者のうち88%が自己触診に前向きであり, 全体の99%が添付資料を理解できた. 【結語】自己触診の実施率は低く, 未実施者は乳癌検診率も低い傾向がある. その背景には乳癌に関する知識が低いことが挙げられる. 今後の自己触診の普及のためには積極的な教育, 啓蒙が不可欠であると考える. |
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ISSN: | 0918-0729 |