44 超音波ファントムを用いた諸施設の乳房超音波装置の評価

[目的]我々が作成した表在用超音波ファントムを用いて諸施設の超音波診断装置を評価し精度管理の可能性について検討した. また, 評価点の低かった装置に関してその原因を検討した. 【方法】京都科学社製ファントム, を使用し神奈川県の28施設53装置および愛知県の検診8施設30装置を日常検査を行っている装置の設定条件及び写真の撮影条件にてファントムを撮影し, コントラストと分解能について視覚評価を行った. [結果, 考察]コントラストまたは分解能の評価点が低い装置は神奈川県で10/53(18.8%)愛知県検診施設では11/30(36.7%)だった. コンベックスを使用している施設や, 10年近く使用...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2004, Vol.13 (3), p.410-410
Hauptverfasser: 桜井正児, 福田 護, 今村惠子, 緒方晴樹, 太田智彦, 辻本文雄, 中島康雄, 遠藤登喜子, 森田孝子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]我々が作成した表在用超音波ファントムを用いて諸施設の超音波診断装置を評価し精度管理の可能性について検討した. また, 評価点の低かった装置に関してその原因を検討した. 【方法】京都科学社製ファントム, を使用し神奈川県の28施設53装置および愛知県の検診8施設30装置を日常検査を行っている装置の設定条件及び写真の撮影条件にてファントムを撮影し, コントラストと分解能について視覚評価を行った. [結果, 考察]コントラストまたは分解能の評価点が低い装置は神奈川県で10/53(18.8%)愛知県検診施設では11/30(36.7%)だった. コンベックスを使用している施設や, 10年近く使用しているアニュラアレイおよびメカニカルセクタで検査している施設の評価点が低かった. また, これらの違いをファントム画像の明らかな差異として評価する事が出来た. 今後さらに評価方法の確立, 基準点の設定を検討して行きたい.
ISSN:0918-0729