18 岩手県水沢市におけるMMG併用乳がん検診の現況

【目的】2年前からパイロット的にMMG検診を開始したのでその成績を検討した. 【方法】節目検診の一環として50, 55, 60歳を対象とし, 対ガン協会にMMG撮影現像機械搭載検診車を依頼し, 市内の精密検査機関の2病院の外科医が視触診とMMG読影を同時に施行した. 【結果】受診者は平成14, 15年度それぞれ221人, 198人で, 対象者の15.8%, 14.0%を占めた. 精検率は11.8%と9.1%で, 4名と1名の乳がんが発見され, 発見率は1.81%, 0.51%であった. 5例の乳癌のうち3例が視触診では異常所見がなかった. 【考察】当市では従来, 視触診による乳がん検診を個別医...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2004, Vol.13 (3), p.397-397
Hauptverfasser: 北村道彦, 竹花 教, 菊池 淳
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】2年前からパイロット的にMMG検診を開始したのでその成績を検討した. 【方法】節目検診の一環として50, 55, 60歳を対象とし, 対ガン協会にMMG撮影現像機械搭載検診車を依頼し, 市内の精密検査機関の2病院の外科医が視触診とMMG読影を同時に施行した. 【結果】受診者は平成14, 15年度それぞれ221人, 198人で, 対象者の15.8%, 14.0%を占めた. 精検率は11.8%と9.1%で, 4名と1名の乳がんが発見され, 発見率は1.81%, 0.51%であった. 5例の乳癌のうち3例が視触診では異常所見がなかった. 【考察】当市では従来, 視触診による乳がん検診を個別医療機関(開業医中心)方式で行ってきたためMMG併用検診に移行することが困難であった. 今回高い発見率が認められ, この結果を励みとして, MMG読影の勉強会を施行ししつつMMG併用検診の拡大を図りたい.
ISSN:0918-0729