P-5 佐世保市におけるマンモグラフィを導入した乳癌検診の実際

(背景, 目的) 昨年の本学会において佐世保市における乳癌検診の実際について報告した. 保健所撮影のマンモグラフィー(MMG)を導入した乳癌検診についてその成績, 問題点につき報告する. (検診方法) 保険所が委託した35の病院, 医院で視触診のみを施行し, 保険所にMMGを依頼, 読影班が月に2回複数で読影しその結果はそれぞれの医院に返され精検等が決定されている分離方式. 2001年12月より, 2003年4月までにMMGを撮影した例は440例で乳検受診者のわずか17%のみであった. (結果) MMGの判定はカテゴリー1:278, 2:87, 3:58, 4:14, 5:2であった. 5は2...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2003, Vol.12 (3), p.379-379
Hauptverfasser: 原信介, 村上京子, 碇秀樹, 田村光介, 岩田亨
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(背景, 目的) 昨年の本学会において佐世保市における乳癌検診の実際について報告した. 保健所撮影のマンモグラフィー(MMG)を導入した乳癌検診についてその成績, 問題点につき報告する. (検診方法) 保険所が委託した35の病院, 医院で視触診のみを施行し, 保険所にMMGを依頼, 読影班が月に2回複数で読影しその結果はそれぞれの医院に返され精検等が決定されている分離方式. 2001年12月より, 2003年4月までにMMGを撮影した例は440例で乳検受診者のわずか17%のみであった. (結果) MMGの判定はカテゴリー1:278, 2:87, 3:58, 4:14, 5:2であった. 5は2例とも癌であり手術が施行されたが, カテゴリー1であったが, 腫瘤があり他院でのMMGでカテゴリー5と判定された例があった. (結語) MMG導入後1年を過ぎ, 繰り返し受診が極少数はあるが, MMG受診率はいまだ低く, 検診者, 受診者へのMMGの有効性の啓発活動が必要なことと制度管理の必要性もまたうかがわれた.
ISSN:0918-0729