WI-1 MMGにより検出される微細石灰化病変に対する穿刺吸引細胞診の成績

(目的) Mammographyにのみ認識される微細石灰化病変に対してステレオ画像下穿刺吸引細胞診を施行し, その診断精度を検討した. (対象と方法) H10年6月からH15年5月までの5年間にMMGで微細石灰化像を呈した非触知性病変166例に対してInstrumentarium社製のdelta16, 21Gspinal針またはRotex針を用いてステレオ画像下穿刺吸引細胞診を施行した. (結果)細胞診検体不適正は62例(37.3%)検体適正104例(62.7%)であった. 組織学的に確認した89例中, 乳癌は43例であった. この43例の細胞診診断は悪性11例(25.6%), 悪性疑い7例(...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2003, Vol.12 (3), p.334-334
Hauptverfasser: 福井里佳, 大村東生, 岡崎稔, 岡崎亮, 渡部芳樹, 北千香子, 山岸妃早代, 村上愛, 照尾優穂, 鈴木やすよ, 平田公一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(目的) Mammographyにのみ認識される微細石灰化病変に対してステレオ画像下穿刺吸引細胞診を施行し, その診断精度を検討した. (対象と方法) H10年6月からH15年5月までの5年間にMMGで微細石灰化像を呈した非触知性病変166例に対してInstrumentarium社製のdelta16, 21Gspinal針またはRotex針を用いてステレオ画像下穿刺吸引細胞診を施行した. (結果)細胞診検体不適正は62例(37.3%)検体適正104例(62.7%)であった. 組織学的に確認した89例中, 乳癌は43例であった. この43例の細胞診診断は悪性11例(25.6%), 悪性疑い7例(16.3%), 鑑別困難6例(14.0%)であった. また, 検体不適正9例より乳癌を認めた. 細胞診による正診率は55%であった. 組織学的に非浸潤癌:21例(50%), 微小浸潤癌:6例(14%)と早期の乳癌が多かった. (考察) 本診断法は低侵襲, 低コストであり, 非触知の微細石灰化病変に対し有用であるが, さらに工夫して診断精度を高める必要がある.
ISSN:0918-0729