超音波検査によって発見された非触知乳癌の検討
1997年から2000年6月までに当科で手術した乳癌症例178例中超音波検査で発見された非触知乳癌は11例(5.6%)であった. 超音波検査施行理由は検診目的3例, 他医超音波検査の異常(人間ドッグを含む)4例, 乳癌術後のfollow2例, 対側乳房の腫瘤触知2例であった. 腫瘍径は5mmから13mm(平均8mm)で, 組織型は非浸潤性乳管癌2例, 乳頭腺管癌3例, 充実腺管癌1例, 硬癌5例であった. リンパ節郭清を施行した8例はすべてn0であった. エコーで癌と診断することが困難な症例でもfollow中に悪性所見が出現する症例もあり, hypoechoic massを慎重にfollowし...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 1997年から2000年6月までに当科で手術した乳癌症例178例中超音波検査で発見された非触知乳癌は11例(5.6%)であった. 超音波検査施行理由は検診目的3例, 他医超音波検査の異常(人間ドッグを含む)4例, 乳癌術後のfollow2例, 対側乳房の腫瘤触知2例であった. 腫瘍径は5mmから13mm(平均8mm)で, 組織型は非浸潤性乳管癌2例, 乳頭腺管癌3例, 充実腺管癌1例, 硬癌5例であった. リンパ節郭清を施行した8例はすべてn0であった. エコーで癌と診断することが困難な症例でもfollow中に悪性所見が出現する症例もあり, hypoechoic massを慎重にfollowしていくことが早期乳癌の発見に重要であると考えられた. |
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ISSN: | 0918-0729 |