マンモグラフィを導入した茨城県の乳癌検診の今後の問題点

茨城県総合健診協会では, 平成7年度より茨城県の乳癌画像診断推進事業より, 補助をえてマンモ搭載車を導入し, 視触診に併用する形で50歳以上を対象としてマンモグラフィ検診を行ってきた. 平成10年度よりはマンモ車を増設しマンモグラフィ検診の増加に対応している. しかし, 平成10年度実績で視触診検診受診者33819人に対するマンモグラフィ併用検診受診者は8195人で, 24.2%でありまだまだ不十分である. とくに, 都市部においては, 施設検診がおこなわれており, マンモグラフィ検診はほとんど行われていない. マンモグラフィ検診を全県で推進するには, 対象年令の再検討も含めて, 病院等の施設...

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Hauptverfasser: 植木浜一, 田枝督教, 村上穆
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:茨城県総合健診協会では, 平成7年度より茨城県の乳癌画像診断推進事業より, 補助をえてマンモ搭載車を導入し, 視触診に併用する形で50歳以上を対象としてマンモグラフィ検診を行ってきた. 平成10年度よりはマンモ車を増設しマンモグラフィ検診の増加に対応している. しかし, 平成10年度実績で視触診検診受診者33819人に対するマンモグラフィ併用検診受診者は8195人で, 24.2%でありまだまだ不十分である. とくに, 都市部においては, 施設検診がおこなわれており, マンモグラフィ検診はほとんど行われていない. マンモグラフィ検診を全県で推進するには, 対象年令の再検討も含めて, 病院等の施設にあるマンモグラフィの利用が必須であり, この精度管理をどうするか, さらに精検施設の認定をどう行うか, 特に微細石灰化象の精検方法等, 問題は山積している
ISSN:0918-0729