乳癌発見に対する検診の効用についての検討

(目的)乳癌発見に対する自己及び集団検診受診歴の効用についの検討. (対象と方法)1992年以降の5年間に当院で加療した原発性乳癌208例のうち初診時問診表に, 自己検診歴および検診受診歴の有無の記載のある161症例を対象とし, 1群:自己検診歴, 検診受診歴ともに無い群, 2群:いずれか一方のみの群, 3群:両者ともに有る群の3群に分け, 検診の効用について検討した. (結果)腫瘤の大きさの分布からみると3群は1群より(p=.0012), 2群は1群より(p=.0344)有意に小さかった. 2群と3群では(p=.0901)差はなかった. (結論)小さい乳癌腫瘤の発見に自己検診と集団検診とを併...

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Hauptverfasser: 秋山憲義, 雨宮明文, 渡辺出, 佐藤俊行
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(目的)乳癌発見に対する自己及び集団検診受診歴の効用についの検討. (対象と方法)1992年以降の5年間に当院で加療した原発性乳癌208例のうち初診時問診表に, 自己検診歴および検診受診歴の有無の記載のある161症例を対象とし, 1群:自己検診歴, 検診受診歴ともに無い群, 2群:いずれか一方のみの群, 3群:両者ともに有る群の3群に分け, 検診の効用について検討した. (結果)腫瘤の大きさの分布からみると3群は1群より(p=.0012), 2群は1群より(p=.0344)有意に小さかった. 2群と3群では(p=.0901)差はなかった. (結論)小さい乳癌腫瘤の発見に自己検診と集団検診とを併用することの有用性が示された.
ISSN:0918-0729