早期発見における自己検診と繰り返し受診の効果
[目的]乳癌検診の目的は早期発見による乳癌死亡の減少である. 鹿児島県において, 検診および啓蒙による自己検診の早期発見への寄与を調べることにより, 効率的な検診のあり方を検討する. [対象と方法]平成7-9年度の集検発見乳癌の進行度を自己検診の有無, 過去の検診受診歴別に検討した. [結果]3年間の検診総受診者数は65862名, 発見癌は53例で癌発見率は0.08%であった. 発見癌のうちTis2例, I期25例で早期癌率は50.9%であった. 腫瘍径の平均は”自己検診あり”群で1.93cm”自己検診なし”群で2.77cm, また, ”自己検診なし”群で前回受診が2年以内と3年以上では差がみ...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | [目的]乳癌検診の目的は早期発見による乳癌死亡の減少である. 鹿児島県において, 検診および啓蒙による自己検診の早期発見への寄与を調べることにより, 効率的な検診のあり方を検討する. [対象と方法]平成7-9年度の集検発見乳癌の進行度を自己検診の有無, 過去の検診受診歴別に検討した. [結果]3年間の検診総受診者数は65862名, 発見癌は53例で癌発見率は0.08%であった. 発見癌のうちTis2例, I期25例で早期癌率は50.9%であった. 腫瘍径の平均は”自己検診あり”群で1.93cm”自己検診なし”群で2.77cm, また, ”自己検診なし”群で前回受診が2年以内と3年以上では差がみられたが, ”自己検診あり”群では受診歴による差は認められなかった. [考察]視触診による検診の効果は自己検診で補えるるものと考えられるため, 画像診断に重点をおき, 今後その施行間隔およびmodalityを検討してゆきたい. |
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ISSN: | 0918-0729 |