コンピュータ自動診断装置(CAD)を用いた乳癌検診
〔目的〕マンモグラフィ(MMG)のコンピュータ自動診断装置(CAD)は微細石灰化(MC)については鋭敏に検出できる. 今回MMGとUSの併用検診(視触診なし)で, CADを用い, MMGをMC検出装置として機能させ, CADが乳癌検診に有効であるかどうかを検討した. 〔対象と方法〕145例の乳癌検診者を対象に, MMG(cranio-caudal像とmedio-lateral-oblique像の左右計4枚)とUS検査を施行した. CADにはR2 Technology社(米国)のImage Checker M 1000 systemを用いた. MMGをCADで処理後石灰化のみの検出に, USの結...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 1998, Vol.7 (3), p.344-344 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕マンモグラフィ(MMG)のコンピュータ自動診断装置(CAD)は微細石灰化(MC)については鋭敏に検出できる. 今回MMGとUSの併用検診(視触診なし)で, CADを用い, MMGをMC検出装置として機能させ, CADが乳癌検診に有効であるかどうかを検討した. 〔対象と方法〕145例の乳癌検診者を対象に, MMG(cranio-caudal像とmedio-lateral-oblique像の左右計4枚)とUS検査を施行した. CADにはR2 Technology社(米国)のImage Checker M 1000 systemを用いた. MMGをCADで処理後石灰化のみの検出に, USの結果を主に腫瘤の検出に用いて読影を行った. 〔結果〕CADは約0.6~0.7個/filmの割合でfalse positive例を認めたものの, MCを100%検出することが可能であった. 現在までに1例のMCを伴う乳癌症例が発見され, そのMCはCADにより正確に検出されていた. 〔考察〕今後CADのfalse positve rateがcomputerの発達により減少すれば, 読影医の負担の軽減, 読影医の少人数化につながり, 検診のコスト削減が期待される. |
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ISSN: | 0918-0729 |