最近の当院における乳癌(特に進行乳癌)の動向と検診

(目的)最近5の乳癌の動向, 特に進行乳癌症例の実態と今後の対策の検討. (対象と方法)1990年以降の当院での乳癌200症例の内, 進行乳癌(病期3a;20例, 3b;4例, 4;6例)30症例を対象とし, 相模原市医師会の乳癌検診結果と比較した. 診断の遅れに関係すると考えられる因子は病歴からまとめた. (結果)進行乳癌症例は減っておらず, 検診の在り方に問題を提起している. 乳癌の診断の遅れの原因の80%は患者さんのおかれた環境よりも, 患者さん自身の対応に大きな問題があり, さらに医療側の見落としという問題も若干加味されていた. (考察)進行乳癌を減らすためには, いたずらに癌を怖れな...

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Hauptverfasser: 秋山憲義, 雨宮明文, 白戸勝美, 佐藤俊行, 渡辺出, 南雲功, 矢部進三, 山広昇
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:(目的)最近5の乳癌の動向, 特に進行乳癌症例の実態と今後の対策の検討. (対象と方法)1990年以降の当院での乳癌200症例の内, 進行乳癌(病期3a;20例, 3b;4例, 4;6例)30症例を対象とし, 相模原市医師会の乳癌検診結果と比較した. 診断の遅れに関係すると考えられる因子は病歴からまとめた. (結果)進行乳癌症例は減っておらず, 検診の在り方に問題を提起している. 乳癌の診断の遅れの原因の80%は患者さんのおかれた環境よりも, 患者さん自身の対応に大きな問題があり, さらに医療側の見落としという問題も若干加味されていた. (考察)進行乳癌を減らすためには, いたずらに癌を怖れないようにという指導及び, 配偶者(男性), 家族を含めた検診指導が必要と考えられた.
ISSN:0918-0729