高品位マンモグラフィを提供するために

〔目的〕マンモグラフィによる乳癌検診を有効なものとするためには, 高解像度で高コントラスト画像を常に提供しなければならない. しかし, このシステムでは, 僅かなゴミやその他のartifactが障害陰影となって診断に直接影響するため, 画像管理には, 細心の注意を払わなければならない. 今回は, 一次screeningとしてマンモグラフィを実施した場合, 画像上に現れてくる障害陰影の原因分析及びその解決法について検討したので報告する. 〔対象方法〕当センターが実施した検診車による巡回乳癌検診にて撮影されたマンモグラフィ(1992年~1995年, 2,223件)について, 障害陰影となった画像の...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 1996, Vol.5 (3), p.363-363
Hauptverfasser: 石岡亮, 三上和子, 弓野彰子, 今北佐織, 丹野律子, 黒蕨邦夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕マンモグラフィによる乳癌検診を有効なものとするためには, 高解像度で高コントラスト画像を常に提供しなければならない. しかし, このシステムでは, 僅かなゴミやその他のartifactが障害陰影となって診断に直接影響するため, 画像管理には, 細心の注意を払わなければならない. 今回は, 一次screeningとしてマンモグラフィを実施した場合, 画像上に現れてくる障害陰影の原因分析及びその解決法について検討したので報告する. 〔対象方法〕当センターが実施した検診車による巡回乳癌検診にて撮影されたマンモグラフィ(1992年~1995年, 2,223件)について, 障害陰影となった画像の原因・問題点を項目別に分析し, その解決法を検討した. 〔結果〕障害陰影の中には1.機器の不備によるもの2.人的ミスによるもの3.現像機によるもの4.その他とあるが, そのほとんどが人的ミス及び管理不備によるものであり, これらは, 画像の管理体制を構築・徹底することで十分排除できると思われた.
ISSN:0918-0729