早期乳癌に対するMMG併用の集団検診と老健法検診との比較検討
検診の目的は早期乳癌を発見するためと考える. そこでわれわれが行なっているA群:MMG併用の集団検診とB群:現行の老人保健法の検診(触診法-久留米市では委託医療機関に訪問型)で発見された乳癌症例にはどのような特徴があるか, また同期間に発見されたその他のT0乳癌症例についても検討した. 平成3年4月1日から平成7年6月25日の期間に, 当施設で発見された乳癌はA群:0.17%(15/8495)B群:1.60%(42/2609)であった. A群は約33%が無自覚で発見されているのに対してB群は何らかの自覚症状があり検診の機会を待って受診する症例が約97%を占めていた. T0症例はA群が20%,...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 検診の目的は早期乳癌を発見するためと考える. そこでわれわれが行なっているA群:MMG併用の集団検診とB群:現行の老人保健法の検診(触診法-久留米市では委託医療機関に訪問型)で発見された乳癌症例にはどのような特徴があるか, また同期間に発見されたその他のT0乳癌症例についても検討した. 平成3年4月1日から平成7年6月25日の期間に, 当施設で発見された乳癌はA群:0.17%(15/8495)B群:1.60%(42/2609)であった. A群は約33%が無自覚で発見されているのに対してB群は何らかの自覚症状があり検診の機会を待って受診する症例が約97%を占めていた. T0症例はA群が20%, B群は2.3%でB群の症例はgiant breastのためMMGをすすめられて発見されていた. また同期間のT0乳癌は8.2%(17/211)でその発見状況はnipple dischageが29.4%, MMGによるものが70.6%で, その中には対側乳癌の診断時に見つかった症例や毎年検診(MMG)を受け7年目に微細石灰化の出現した症例もあった. 現行の老健法の検診に早期のMMG導入を期待する. |
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ISSN: | 0918-0729 |