乳癌診断における穿刺組織診の役割

[目的]乳腺疾患の確定診断として穿刺組織診を行なっているが, 主に当検査施行の適応につき従来の切除生検および穿刺細胞診との比較を行なった. [対象]1995/3/30より外来および入院患者を対象とし, 18Gの穿刺生検針(BARD社製Monopty他)を用いた. [結果]浸襲が極めて少なく, 診療医側の負担も軽減された. 合併症は見られなかった. [考察]穿刺生検は, 切除生検および穿刺細胞診両方の長所を合わせ持つといえる. しかし全例が対象となるわけではなく, 適応を選べば乳腺疾患の診断として有効と考える....

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 1995, Vol.4 (3), p.299-299
Hauptverfasser: 竹内透, 三浦重人, 村居寛, 吉田穣
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]乳腺疾患の確定診断として穿刺組織診を行なっているが, 主に当検査施行の適応につき従来の切除生検および穿刺細胞診との比較を行なった. [対象]1995/3/30より外来および入院患者を対象とし, 18Gの穿刺生検針(BARD社製Monopty他)を用いた. [結果]浸襲が極めて少なく, 診療医側の負担も軽減された. 合併症は見られなかった. [考察]穿刺生検は, 切除生検および穿刺細胞診両方の長所を合わせ持つといえる. しかし全例が対象となるわけではなく, 適応を選べば乳腺疾患の診断として有効と考える.
ISSN:0918-0729