穿刺吸引細胞診誤診例の検討
目的)穿刺吸引細胞診(ABC)の有用性と適応を検討するために, その診断能および誤診例について検討した. 対象と方法)1992年から1995年までの3年間に穿刺吸引細胞診が施行された941例に対して, 穿刺吸引細胞診の診断能を求め, その誤診例について画像診断および組織像の点から検討を加えた. 結果)乳癌に対する診断能としては, class IIIb以上を陽性とすると, sensitivity 80.2%, specificity 99.4%であった. ABCは画像診断のみで確定できない乳癌症例に対して施行されたが, 誤陰性例は33例あり, 組織型では硬癌が11例と最も多く, 非浸潤性乳管癌8...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 目的)穿刺吸引細胞診(ABC)の有用性と適応を検討するために, その診断能および誤診例について検討した. 対象と方法)1992年から1995年までの3年間に穿刺吸引細胞診が施行された941例に対して, 穿刺吸引細胞診の診断能を求め, その誤診例について画像診断および組織像の点から検討を加えた. 結果)乳癌に対する診断能としては, class IIIb以上を陽性とすると, sensitivity 80.2%, specificity 99.4%であった. ABCは画像診断のみで確定できない乳癌症例に対して施行されたが, 誤陰性例は33例あり, 組織型では硬癌が11例と最も多く, 非浸潤性乳管癌8例と乳頭腺管癌5例がこれに次いだ. さらに, 誤陽性例5例を併せてその画像診断上の特徴と組織像についても検討を加えた. |
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ISSN: | 0918-0729 |