乳癌の自己検診に関する意識調査
(目的)共同研究者, 中込は, 乳癌早期診断に自己検診が有効なわりには, 普及していないことを報告1)した. そこで, 今回, 自己検診の普及に対する問題点を検討した. (研究対象及び方法)30才から59才までの当院女子職員124名と相模原市在住の主婦238名を対象に, 自己検診に関してのアンケートによる意識調査, および, 乳房モデルを用いて触知調査を行い比較検討した. (結果)乳癌検診率は各年代とも主婦が高く, 定期的受診は共に約30%前後で差はなかった. 一方, 自己検診率は職員の方が高かった. 30才代の累積自己検診率をみると現在30才代は60%, 40才代は約40%, 50才代は約2...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 1993, Vol.2 (2), p.188-188 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | (目的)共同研究者, 中込は, 乳癌早期診断に自己検診が有効なわりには, 普及していないことを報告1)した. そこで, 今回, 自己検診の普及に対する問題点を検討した. (研究対象及び方法)30才から59才までの当院女子職員124名と相模原市在住の主婦238名を対象に, 自己検診に関してのアンケートによる意識調査, および, 乳房モデルを用いて触知調査を行い比較検討した. (結果)乳癌検診率は各年代とも主婦が高く, 定期的受診は共に約30%前後で差はなかった. 一方, 自己検診率は職員の方が高かった. 30才代の累積自己検診率をみると現在30才代は60%, 40才代は約40%, 50才代は約20%で両者に差はなかった. 自己検診の動機としては, 主婦では市の広報を含むマス・メディア, および近親に癌がいることが約7割を占めた. 職員ではなんとなく, 癌年齢であると言うのが約5割を占めた. 乳癌の危険因子は親族に乳癌がいることと60%の人が考えていた. |
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ISSN: | 0918-0729 |