個別検診導入による受診者層変動についての検討
[目的]吹田市では昭和43年より乳癌集団検診を出張方式で阪大微研外科ならびに大阪癌研究会の協力のもとに行ってきた. さらに老人保健事業第2次5ケ年計画実施に伴い平成元年度より吹田市医師会会員の各診療所で行う個別検診と, 市立保健センターで行う総合健診に施設検診としての乳癌検診が追加された. 方式は3者ともに老健法標準方式に基づき行われている. 今回はこのうち個別検診導入が新規受診者層掘り起こしのために効果があったか否かについて検討してみた. [研究対象および方法]吹田市乳がん個別検診受診者の平成2年度5,508名と平成3年度7,409名全員を対象とし, 受診票より各自の年齢と受診歴の有無につき...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 1993, Vol.2 (2), p.177-177 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [目的]吹田市では昭和43年より乳癌集団検診を出張方式で阪大微研外科ならびに大阪癌研究会の協力のもとに行ってきた. さらに老人保健事業第2次5ケ年計画実施に伴い平成元年度より吹田市医師会会員の各診療所で行う個別検診と, 市立保健センターで行う総合健診に施設検診としての乳癌検診が追加された. 方式は3者ともに老健法標準方式に基づき行われている. 今回はこのうち個別検診導入が新規受診者層掘り起こしのために効果があったか否かについて検討してみた. [研究対象および方法]吹田市乳がん個別検診受診者の平成2年度5,508名と平成3年度7,409名全員を対象とし, 受診票より各自の年齢と受診歴の有無につき調査解析した. また精密検診の返書から乳癌診断確定者の実態についても把握した. [結果]受診率の年度別変動をみると, 個別検診と総合健診が追加されたことにより集団検診単独の時と比べて2倍以上の受診率を得ることが出来た. |
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ISSN: | 0918-0729 |