35. 産業保健師と開業助産師の協働による育児支援への取り組み―子育て支援プログラムに参加した母親の意識調査から

【はじめに】総務省の報告では, 女性の就業者は前年比12万人と増加し, これからの子育て支援は, 従来の専業主婦層中心から労働女性へと幅広い視点が重要である. 産業保健師の業務は, 社員の健康管理はもとより, メンタルヘルス等多岐に渡る為, 業務拡大は困難が予測される. そこで, 開業助産師と協働した育児支援を行い, 従来行われている企業内子育て支援の拡大を試みた為報告する. 【対象・実施時期】子育て支援プログラム受講者36名の女性. 平成23年4-6月. 【活動内容】開業助産師の取り組みとして, 実地研修, 勉強会, 産業衛生学会への参加を通して, 産業保健師の現状を学んだ後, 産業保健師へ...

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Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2012-03, Vol.54 (2), p.98-98
Hauptverfasser: 中村登志子, 山下理恵子, 有吉浩美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】総務省の報告では, 女性の就業者は前年比12万人と増加し, これからの子育て支援は, 従来の専業主婦層中心から労働女性へと幅広い視点が重要である. 産業保健師の業務は, 社員の健康管理はもとより, メンタルヘルス等多岐に渡る為, 業務拡大は困難が予測される. そこで, 開業助産師と協働した育児支援を行い, 従来行われている企業内子育て支援の拡大を試みた為報告する. 【対象・実施時期】子育て支援プログラム受講者36名の女性. 平成23年4-6月. 【活動内容】開業助産師の取り組みとして, 実地研修, 勉強会, 産業衛生学会への参加を通して, 産業保健師の現状を学んだ後, 産業保健師へ子育て支援プログラムの告知協力を依頼し, 職場からの育児支援情報の発信を試みた. 【活動結果】参加有職者数27%は十分な成果とは言い難い. 不満の意見がなく約7割が満足できたことは評価できる. 満足度に専業主婦と有職者間に差は見られなかった為, 本プログラムは有職者においても今後実施可能であると思われる.
ISSN:1341-0725