9. 健診診断に対する受診者へのアンケート調査

施設健診のサービスの質の向上と効率のよい健診の提供を目指し健診所要時間, 待ち時間および満足度のアンケート調査を実施した. 平成22年度受診者748名と婦人科健診を付加受診した98名の計846名を対象とした. 「健診で重要視する点」は「スタッフの対応」が22.3％, 「健診所要時間」が15.5％であった. 「スタッフの対応」は良いが85.4％, 「医師の対応」は良いが71.8％, 「待ち時間」は普通が54.8％, 早かった34.8％, 待たされた10.2％であった. 「適切と思う健診所要時間」は60分が66.7％と最も多かった. 生活習慣病健診の所要時間は61分±23分, 婦人科健診を付加受診した所要時間は96分±20分であった. 受診者は, 「健診の所要時間」よりも「スタッフの対応」を重要視していた. 「適切と思う健診所要時間」は, 個人の主観などいろいろな要素が入ることから, 短時間の健診が望ましいかどうかは不明である. スタッフの対応の評価が上がるようにすることが今後の課題である.