5. メンタル不調による睡眠障害スクリーニング検査における日本語版Epworth Sleepiness Scale(JESS)の有効性の検討

【目的】日中の眠気に関する問診表(JESS)とうつ病等の可能性評価調査票を同時に実施し, JESSのうつ病等のスクリーニングにおける有効性を検討した. 【方法】某事業場において, 定期健康診断を受診した5,735名にJESS, うつ病等調査票を配布し, 任意回答として調査した(有効回答2,376名, 41.4%). 【結果】有効回答2,376名(41.4%)のうち, うつ病等調査票, JESSスコアが陽性と判断された者はそれぞれ104名, 551名, 両方が陽性は35名であった. JESS陽性とうつ病等調査票陽性の関連を分析したところ, 関連ありと判断された(X2=6.685, P=0.009...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2011, Vol.53 (5), p.175-175
Hauptverfasser: 色川俊也, 小川浩正, 大石淳一, 木内敬太, 黒澤一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】日中の眠気に関する問診表(JESS)とうつ病等の可能性評価調査票を同時に実施し, JESSのうつ病等のスクリーニングにおける有効性を検討した. 【方法】某事業場において, 定期健康診断を受診した5,735名にJESS, うつ病等調査票を配布し, 任意回答として調査した(有効回答2,376名, 41.4%). 【結果】有効回答2,376名(41.4%)のうち, うつ病等調査票, JESSスコアが陽性と判断された者はそれぞれ104名, 551名, 両方が陽性は35名であった. JESS陽性とうつ病等調査票陽性の関連を分析したところ, 関連ありと判断された(X2=6.685, P=0.0097). また, JESS得点が高いほどうつ病等の可能性陽性の確率も上昇していた. (p=0.0005)【考察】JESSが高値であるほどうつ病等調査表での陽性率が高く, JESSは, メンタル不調による睡眠障害のスクリーニングとしても有効である可能性が示唆された.
ISSN:1341-0725