8. 行政保健師の睡眠健康度と職務ストレスとの関連
行政保健師に対する心の健康づくり対策の基礎資料を得ることを目的に, A県内の保健所及び市町村保健センターに勤務する産休・育休を除く保健師全員259人を対象に, 郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施し, 睡眠健康度と職務ストレスの関連を検討した(回答率83.4%). その結果, 睡眠健康度不良群は45.5%, 良好群は54.5%であった. 睡眠健康度不良群では良好群に比べ, 睡眠ストレス対処能力が低い, 仕事のコントロールが低い, 上司からのサポートが低い, 同僚からのサポートが低い者の割合が有意に高かった. 多重ロジステック分析により, 各項目の影響を配慮しても睡眠健康度不良群ではストレス...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2010, Vol.52 (1), p.55-55 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 行政保健師に対する心の健康づくり対策の基礎資料を得ることを目的に, A県内の保健所及び市町村保健センターに勤務する産休・育休を除く保健師全員259人を対象に, 郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施し, 睡眠健康度と職務ストレスの関連を検討した(回答率83.4%). その結果, 睡眠健康度不良群は45.5%, 良好群は54.5%であった. 睡眠健康度不良群では良好群に比べ, 睡眠ストレス対処能力が低い, 仕事のコントロールが低い, 上司からのサポートが低い, 同僚からのサポートが低い者の割合が有意に高かった. 多重ロジステック分析により, 各項目の影響を配慮しても睡眠健康度不良群ではストレス対処能力の低い者, 同僚からのサポートが低い者が有意に多く, そのオッズ比はそれぞれ2.6, 2.3であった. 行政保健師に対するストレス対策として, (1)同僚との人間関係, (2)本人のメンタルタフネス度向上が課題になることが示唆された. |
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ISSN: | 1341-0725 |