38. 屋内完全禁煙化への取り組み ―受動喫煙防止の徹底と意識改革による禁煙

当事業場では2003年から喫煙対策を推進してきた. しかし未だに「煙の漏れのない喫煙室」は0ヶ所であり, さらに喫煙率は43.6%(パナソニックG全体38.0%)と依然高い状態である. このことから2007年に会社・組合・健康管理室が三位一体となって「健康づくり部会」を発足させ, 従業員への啓発活動を行うとともに, 社会の動向, パナソニックG・当事業場の現状, 企業コスト, 社会的損失など企業リスクについても安全衛生委員会へ繰り返し投げかけていった. その結果, 本年8月にライティング社として屋内完全禁煙化の方針が決定され, 屋外喫煙所の設置及び啓発活動, 禁煙指導・支援を進めることになった...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2009, Vol.51 (5), p.91-91
Hauptverfasser: 坂口みちよ, 島村裕子, 山本朋子, 岩元育子, 川谷暁夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当事業場では2003年から喫煙対策を推進してきた. しかし未だに「煙の漏れのない喫煙室」は0ヶ所であり, さらに喫煙率は43.6%(パナソニックG全体38.0%)と依然高い状態である. このことから2007年に会社・組合・健康管理室が三位一体となって「健康づくり部会」を発足させ, 従業員への啓発活動を行うとともに, 社会の動向, パナソニックG・当事業場の現状, 企業コスト, 社会的損失など企業リスクについても安全衛生委員会へ繰り返し投げかけていった. その結果, 本年8月にライティング社として屋内完全禁煙化の方針が決定され, 屋外喫煙所の設置及び啓発活動, 禁煙指導・支援を進めることになった. これらの対策を進められた理由としては, (1)三位一体となった「健康づくり部会」を中心とした十分なアセスメントの実施, (2)一般従業員への啓発活動, (3)組織的なトップダウンによる企業リスクとして意識改革が図れたことが考えられる.
ISSN:1341-0725