7.外因死の社会経済的,心理的,生活習慣及び既往歴に関する危険要因の検討

【目的】外因死には自殺が多く含まれ予防可能性が知られている.その危険要因について検討した.【対象・方法】1988~90年に形成されたコホートのうち,ベースライン時に40~79歳の男性46,465人,女性64,327人を対象とした.2003年末まで追跡し,T51-T78を外因死と定義した.性,年齢を調節したCox比例ハザードモデルを用いて解析した.【結果・考察】外因死男性381人,女性256人を確認した.男女とも低い教育水準が有意であり,これは若年期からの飲酒,喫煙といった他のハイリスク行動に繋がる要因である.自殺予防にはメンタルヘルスケアに加え早期からの教育の充実やsocial skillの獲...

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Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2007-03, Vol.49 (2), p.71-71
Hauptverfasser: 中川華月, 井上佳代子, 和田安彦, 小泉昭夫, JACC Study Group
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】外因死には自殺が多く含まれ予防可能性が知られている.その危険要因について検討した.【対象・方法】1988~90年に形成されたコホートのうち,ベースライン時に40~79歳の男性46,465人,女性64,327人を対象とした.2003年末まで追跡し,T51-T78を外因死と定義した.性,年齢を調節したCox比例ハザードモデルを用いて解析した.【結果・考察】外因死男性381人,女性256人を確認した.男女とも低い教育水準が有意であり,これは若年期からの飲酒,喫煙といった他のハイリスク行動に繋がる要因である.自殺予防にはメンタルヘルスケアに加え早期からの教育の充実やsocial skillの獲得も重要である.
ISSN:1341-0725