9.製造業従事者の血液検査,特に血液流動性と生活習慣について

【はじめに】血液流動性検査は血液の流れる様子を見られ, 保健指導の一助になると考えた. 【方法, 対象】血液流動性測定, 及び生活習慣アンケート調査, 健診時の結果との関連を製造業従事者125名, 平均年齢43.5±8.9歳について検討を行った. 【結果】血液25μl平均流動時間±SDは9.97±1.36秒, 100μlでは46.0±12.19秒で, γ=0.80であった. アンケート調査で有意な差が見られたのは, 配偶者の有無, 及び食事での肉が好きで, 相関の見られたのは, BMI, 脂質検査, 貧血検査であった. 【考察, まとめ】流動時間には, 正常型, 延長型, 徐々に延長する3型が...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2006-11, Vol.48 (6), p.241-241
Hauptverfasser: 菅野茂, 本多信治, 佐藤喜三郎, 岡田忠子, 田中正敏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】血液流動性検査は血液の流れる様子を見られ, 保健指導の一助になると考えた. 【方法, 対象】血液流動性測定, 及び生活習慣アンケート調査, 健診時の結果との関連を製造業従事者125名, 平均年齢43.5±8.9歳について検討を行った. 【結果】血液25μl平均流動時間±SDは9.97±1.36秒, 100μlでは46.0±12.19秒で, γ=0.80であった. アンケート調査で有意な差が見られたのは, 配偶者の有無, 及び食事での肉が好きで, 相関の見られたのは, BMI, 脂質検査, 貧血検査であった. 【考察, まとめ】流動時間には, 正常型, 延長型, 徐々に延長する3型があると思われ, 血液の流れはじめと終わりでは, 検査項目の意義が異なると思われる. 一つ一つの検査項目とのかかわりは低く感じられるが総体的に関係が見られ, 保健指導では受診者の健康への関心を高め, 興味を持たせる良い機会になると感じられた.
ISSN:1341-0725