17.某病院看護部における病棟・診療科別ストレスおよび疲労蓄積調査について

【目的と方法】医療事情が急速に変化する中で, 職場の問題点抽出, その対策の有効性の検討に職業性ストレス簡易調査票を用いた結果を報告する. 【結果】1)看護部部署別ストレス判定図結果:看護部どの部署も仕事の量の負担が大きく, 職場の支援による健康リスクは低い傾向が見られた. 2)看護部部署別疲労蓄積負担度:疲労蓄積度点数と総合健康リスク, 疲労蓄積度点数と仕事の量, コントロールによる健康リスクには相関がみられた. 3)看護部部署別ストレス判定図結果比較(平成15年度と平成16年度との比較):総合健康リスクは, 前年に比べ5ポイント悪化し, 身体的不調は10%増となった. 4)看護部部署別要因...

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Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2006-11, Vol.48 (6), p.229-230
Hauptverfasser: 山本尚寿, 尾久征三, 丸谷隆光, 坂田知子, 織田進
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的と方法】医療事情が急速に変化する中で, 職場の問題点抽出, その対策の有効性の検討に職業性ストレス簡易調査票を用いた結果を報告する. 【結果】1)看護部部署別ストレス判定図結果:看護部どの部署も仕事の量の負担が大きく, 職場の支援による健康リスクは低い傾向が見られた. 2)看護部部署別疲労蓄積負担度:疲労蓄積度点数と総合健康リスク, 疲労蓄積度点数と仕事の量, コントロールによる健康リスクには相関がみられた. 3)看護部部署別ストレス判定図結果比較(平成15年度と平成16年度との比較):総合健康リスクは, 前年に比べ5ポイント悪化し, 身体的不調は10%増となった. 4)看護部部署別要因における平成15年度と平成16年度との比較:要因別に前年度と比較すると, 仕事の量と上司の支援, 特にコントロール度の間には逆相関の関係がうかがわれた. 【まとめ】多忙にまぎれてやり過ごしてしまいそうな各部署の問題点, 対策案立案に有用な印象を持った.
ISSN:1341-0725