16.市中病院看護部における職位・年代別ストレス調査結果【ストレス関連】

職場の問題点抽出目的で, 平成16年職業性ストレス簡易調査票によるストレス調査と疲労蓄積度自己診断チェックリスト参考に疲労度調査を施行した. 看護部549名から383の有効回答を得, 職位, 年齢, 自己申告残業時間別に分析を試みた. 【結果】看護部の総合健康リスクは全国平均レベルだが, 職位, 残業時間数による差が認められた. 残業時間増加と共に仕事の量的負担の増加, コントロール度, 同僚上司の支援の低下を認めた. 疲労蓄積度から見た仕事による負担度は, 20代看護師に高く年代と共に低下傾向であったが, 30代主任クラスにも20代看護師同様の疲労蓄積が伺われた. 残業時間40時間以上では仕...

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Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2006, Vol.48 (6), p.229-229
Hauptverfasser: 坂田知子, 竹田智美, 石橋静香, 伊藤大輔, 牟田口真, 山本尚寿, 松林直
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:職場の問題点抽出目的で, 平成16年職業性ストレス簡易調査票によるストレス調査と疲労蓄積度自己診断チェックリスト参考に疲労度調査を施行した. 看護部549名から383の有効回答を得, 職位, 年齢, 自己申告残業時間別に分析を試みた. 【結果】看護部の総合健康リスクは全国平均レベルだが, 職位, 残業時間数による差が認められた. 残業時間増加と共に仕事の量的負担の増加, コントロール度, 同僚上司の支援の低下を認めた. 疲労蓄積度から見た仕事による負担度は, 20代看護師に高く年代と共に低下傾向であったが, 30代主任クラスにも20代看護師同様の疲労蓄積が伺われた. 残業時間40時間以上では仕事による負担度点数倍増の傾向を認めた. 残業時間40時間以上の20代看護師が最も仕事による負担度は高いと考えられ, 心理, 身体的不調の訴えの急増も認めた. 【結語】看護部の残業時間の削減, 仕事量の軽減化, 職場の支援強化等が望まれる.
ISSN:1341-0725