3.過重労働対策のとりくみについて

平成14年2月厚生労働省の「過重労働による健康障害防止のための総合対策」を受け, 私達地方公務員も昨年10月より「2ヵ月連続して月80時間以上の超過勤務職員」を対象に保健指導を行っている. 実際に指導を始めてから10ヵ月, その中間結果をまとめ, その指導内容(職員, 所属)を検討し, 今後のとりくみの方向性について考えてみた. この1年間にその体制がどうにか軌道に乗った感があるが, 本庁, 出先機関と巨大な組織を抱え, また7月には水害という大きな天災に見舞われ, 関係職員の勤務形態に非常事態を招いた. そういった中にあって今後の方向性として:(1)超勤の実態を本人, ライン, 産業医, 保...

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Veröffentlicht in:産業衛生学雑誌 2005-03, Vol.47 (2), p.109-109
Hauptverfasser: 村田秀秋, 長谷川初美, 高嶋加代子, 藤原宏美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成14年2月厚生労働省の「過重労働による健康障害防止のための総合対策」を受け, 私達地方公務員も昨年10月より「2ヵ月連続して月80時間以上の超過勤務職員」を対象に保健指導を行っている. 実際に指導を始めてから10ヵ月, その中間結果をまとめ, その指導内容(職員, 所属)を検討し, 今後のとりくみの方向性について考えてみた. この1年間にその体制がどうにか軌道に乗った感があるが, 本庁, 出先機関と巨大な組織を抱え, また7月には水害という大きな天災に見舞われ, 関係職員の勤務形態に非常事態を招いた. そういった中にあって今後の方向性として:(1)超勤の実態を本人, ライン, 産業医, 保健スタッフが共通に認識すること, (2)管理者と産業医, 保健スタッフのコミニュケーションが大切であること, (3)習慣性の超勤者に対しては重点的な配慮, 介入が必要である, 以上のことを指摘した.
ISSN:1341-0725