3.尿中メタノール,アセトン,イソプロピルアルコール,塩化メチレンの簡易同時定量法
FID検出器付きガスクロマトグラフ装置を利用し, 尿中のメタノール, アセトン, イソプロピルアルコール, 塩化メチレン濃度を簡易なサンプルの前処理とカラムの選定及びカラムの温度条件を確立する事で, 同時定量できる方法を検討した. 測定用サンプルは尿1.0mlに0.05% n-ブタノール(内部標準品)水溶液を1ml加え, 混和後, 2.0mlのN, N-ジメチルホルムアミドで除蛋白処理して作製した. カラムはNEUTRA BOND-1(60m×0.53mm:GLサイエンス)を利用した. カラムの初期温度は10℃で10分間保持した. その後, 第一段階の昇温を5℃/分で操作し, 最終温度を120...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2003, Vol.45 (6), p.251-251 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | FID検出器付きガスクロマトグラフ装置を利用し, 尿中のメタノール, アセトン, イソプロピルアルコール, 塩化メチレン濃度を簡易なサンプルの前処理とカラムの選定及びカラムの温度条件を確立する事で, 同時定量できる方法を検討した. 測定用サンプルは尿1.0mlに0.05% n-ブタノール(内部標準品)水溶液を1ml加え, 混和後, 2.0mlのN, N-ジメチルホルムアミドで除蛋白処理して作製した. カラムはNEUTRA BOND-1(60m×0.53mm:GLサイエンス)を利用した. カラムの初期温度は10℃で10分間保持した. その後, 第一段階の昇温を5℃/分で操作し, 最終温度を120℃に設定した. その結果, 全ての溶剤で再現性(変動係数が5%以内), 添加回収率(ほぼ100%)および直線性の良好な同時測定法が確立できた. 検出感度は4溶剤とも約0.1mg/リットルであった(S/N=2). |
---|---|
ISSN: | 1341-0725 |