職域における健康管理等トラブルに関する疫学・予防医学的検討
職域における健康関連諸問題(トラブルと予防対策状況)を中心に疫学の3要因や1~3次予防の観点から浮き彫りにできる調査票の開発を試み, 平成12年2月中旬に香川県下の従業員50人以上の全事業所(944事業所, 平成11年度)に対して調査を行い(回収率41.6%), 併せて, それらを基に指標化, データベース化について検討した. 健康・病気問題に関わるトラブルで「ある」は1割強, 予防策実施状況で「講じたことがある」7割弱で, トラブル予防策の優先アプローチ(予防の5段階)で第1優先は特殊予防型の1次予防重視が5割強, 体質改善・前向き積極型の1次予防重視が4割弱, 第2,3優先は早期発見・早期...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2001, Vol.43 (2), p.42-42 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 職域における健康関連諸問題(トラブルと予防対策状況)を中心に疫学の3要因や1~3次予防の観点から浮き彫りにできる調査票の開発を試み, 平成12年2月中旬に香川県下の従業員50人以上の全事業所(944事業所, 平成11年度)に対して調査を行い(回収率41.6%), 併せて, それらを基に指標化, データベース化について検討した. 健康・病気問題に関わるトラブルで「ある」は1割強, 予防策実施状況で「講じたことがある」7割弱で, トラブル予防策の優先アプローチ(予防の5段階)で第1優先は特殊予防型の1次予防重視が5割強, 体質改善・前向き積極型の1次予防重視が4割弱, 第2,3優先は早期発見・早期対応型の2次予防重視が4割前後などであった. なお, その他各種の事項で事業所の規模, 従業員の平均年齢, 業種, 業務内容によりトラブル要因の考え方, 予防段階で取り組み姿勢などに有意の違いが確認された. 職場の健康問題等に関するトラブルについて疫学の3要因, 疾病に対する1, 2, 3次予防の概念を組み合わせ, 検索エンジン等で抽出, 分類できるデータベース化が可能になった. さらにそれらのデータベースをもとに, トラブルバスターの開発が可能な状況になった. |
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ISSN: | 1341-0725 |