企業内フィットネスが健康度と医療費に及ぼす影響

〔目的〕企業内フィットネス利用者の身体特性の変化および医療費について調査した. 〔対象〕対象は, フィットネス施設を利用している男性53名(52±6歳)である. 〔結果〕フィットネス利用者の血圧は134±13/84±10から127±13/80±9mmHg, 中性脂肪は169±106から150±86mg/dl, 体重は69.4±8から67.7±8kgといずれも有意に低下していた. 最大酸素摂取量は38.1±7.7から39.2±8.2ml/kg/minと有意に増加していた. フィットネス利用者と非利用者の高血圧, 高脂血症, 糖尿病, 上気道感染についての1人当りの年間医療費を比較したところ, 利...

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Hauptverfasser: 木下藤寿, 伊藤克之, 茂原治
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕企業内フィットネス利用者の身体特性の変化および医療費について調査した. 〔対象〕対象は, フィットネス施設を利用している男性53名(52±6歳)である. 〔結果〕フィットネス利用者の血圧は134±13/84±10から127±13/80±9mmHg, 中性脂肪は169±106から150±86mg/dl, 体重は69.4±8から67.7±8kgといずれも有意に低下していた. 最大酸素摂取量は38.1±7.7から39.2±8.2ml/kg/minと有意に増加していた. フィットネス利用者と非利用者の高血圧, 高脂血症, 糖尿病, 上気道感染についての1人当りの年間医療費を比較したところ, 利用者の医療費が平均でそれぞれ11.7%, 25.7%, 9.7%, 30.5%少なかった. 〔考察〕身体トレーニングは, 身体特性の改善および高血圧, 高脂血症, 糖尿病, 上気道感染の医療費を軽減している可能性が考えられる.
ISSN:1341-0725