某事業所技術系従業員のヘモグロビンA1c高値者における自覚症状及び血清カロチノイド値について
HbA1c高値者における自覚症状や野菜類摂取の生体内指標である血清カロチノイド値との関連について検討した. 39-60歳の糖尿病既往歴, 治療中者及び胃切除者を除いた, 技術系現場従業員320名を対象とした. HbA1c値は高速液体クロマトグラフ, カロチノイド値はHPLCで分画測定した. HbA1c判定は老人保健法の指導区分の5.6%以上を高血糖者とした. 自覚症状等は自記式問診票を用い受診時に担当保健婦が内容確認した. 解析はHbA1c正常者に対する異常者の家族の糖尿病既往歴, 自覚症状等および血清カロチノイド値等のオッズ比をロジステイク回帰分析法で求めた. その結果, 家族歴や肩こり,...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2001, Vol.43 (1), p.7-7 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | HbA1c高値者における自覚症状や野菜類摂取の生体内指標である血清カロチノイド値との関連について検討した. 39-60歳の糖尿病既往歴, 治療中者及び胃切除者を除いた, 技術系現場従業員320名を対象とした. HbA1c値は高速液体クロマトグラフ, カロチノイド値はHPLCで分画測定した. HbA1c判定は老人保健法の指導区分の5.6%以上を高血糖者とした. 自覚症状等は自記式問診票を用い受診時に担当保健婦が内容確認した. 解析はHbA1c正常者に対する異常者の家族の糖尿病既往歴, 自覚症状等および血清カロチノイド値等のオッズ比をロジステイク回帰分析法で求めた. その結果, 家族歴や肩こり, 喉の乾き等の自覚症状, 運動習慣等がリスク要因となることが推測された. 更に不眠感, 夜尿習慣等でも同様な傾向が示唆されたが, β-カロチンなどの高血清カロチノイド値は必ずしも予防要因として位置付けられなかった. |
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ISSN: | 1341-0725 |