鋳造作業者のシリカ曝露による呼吸機能影響
韓国鋳造作業における吸入性シリカ粉塵曝露と努力性呼吸機能に関する時間断面研究を実施した. 曝露群は209名の男性鋳造作業者, 対照群は239名の男性事務作業者であった. 吸入性粉塵中のシリカ粉塵濃度は, 溶解工程が最も高く0.079mg/立方メートル, 次いで鋳造工程0.051mg/立方メートル, 仕上げ工程0.041mg/立方メートル, コア作成工程0.023mg/立方メートルであった. 曝露群, 対照群ともに喫煙者・非喫煙者間に呼吸機能の差はなかった. FVC以外の呼吸機能指標では, 曝露群は対照群より有意に低値を示し, FEV_1 %, MMF, FEF_25 , FEF_50 , FE...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2000, Vol.42 (5), p.216-216 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 韓国鋳造作業における吸入性シリカ粉塵曝露と努力性呼吸機能に関する時間断面研究を実施した. 曝露群は209名の男性鋳造作業者, 対照群は239名の男性事務作業者であった. 吸入性粉塵中のシリカ粉塵濃度は, 溶解工程が最も高く0.079mg/立方メートル, 次いで鋳造工程0.051mg/立方メートル, 仕上げ工程0.041mg/立方メートル, コア作成工程0.023mg/立方メートルであった. 曝露群, 対照群ともに喫煙者・非喫煙者間に呼吸機能の差はなかった. FVC以外の呼吸機能指標では, 曝露群は対照群より有意に低値を示し, FEV_1 %, MMF, FEF_25 , FEF_50 , FEF_75 の平均値は累積曝露量依存性の低下傾向が観察された. MMF, FEF_50 , FEF_70 が低値を示す鋳造作業者の割合は, 累積曝露量依存性に増加した. (J Occup Health 2000;42:251-257) |
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ISSN: | 1341-0725 |