静岡における一般家庭の室内環境中有害化学物質濃度調査結果

空気中の代表的な発がん物質群である多環芳香族炭化水素(PAH)37種, 発がん物質ベンゼンを含む揮発性芳香族炭化水素14種, アルデヒド10種, 揮発性有機ハロゲン化合物18種に対する室内濃度測定手法を開発し, この手法を用いて, 静岡および清水市内の一般家庭68家庭の室内外において, 1996年7月から8月に実態調査を行った. その結果, PAH33種をはじめ, 合計67種の化学物質がほとんどの家庭から検出された. これらの化合物の室内濃度は家庭により大きく異なり, ライフスタイルの違いを反映しているものと考えられた. このうち8種のガス状PAH, 10種のアルデヒド類, 4種の揮発性有機ハ...

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Hauptverfasser: 雨谷敬史, 烏蘭参丹, 高橋ゆかり, 馬野兼光, 山本香奈子, 松下秀鶴
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:空気中の代表的な発がん物質群である多環芳香族炭化水素(PAH)37種, 発がん物質ベンゼンを含む揮発性芳香族炭化水素14種, アルデヒド10種, 揮発性有機ハロゲン化合物18種に対する室内濃度測定手法を開発し, この手法を用いて, 静岡および清水市内の一般家庭68家庭の室内外において, 1996年7月から8月に実態調査を行った. その結果, PAH33種をはじめ, 合計67種の化学物質がほとんどの家庭から検出された. これらの化合物の室内濃度は家庭により大きく異なり, ライフスタイルの違いを反映しているものと考えられた. このうち8種のガス状PAH, 10種のアルデヒド類, 4種の揮発性有機ハロゲン化合物の室内濃度は屋外濃度に対し有意に高濃度となり, それぞれ室内発生源の存在が示唆された.
ISSN:1341-0725