ラット麻酔下でのbenzisothiazolinone(BIT)に利尿作用の証拠はない
水溶性溶剤に添加され, 塗装工が蒸気曝露されている抗菌物質benzisothiazolinone(BIT)の利尿作用について, ラットを用いた実験をおこなった. 投与量は90mg/kgを麻酔2または12時間前に経口投与した. また, 水溶性塗料蒸気の麻酔中曝露実験, 陽性対照として麻酔中のfurocemide投与実験も実施した. 腎影響の指標として, 尿量, 尿浸透圧, 尿中NaおよびK, 血圧を測定した. furocemide投与群では各指標に有意な変動があったが, BIT投与あるいは水溶性塗料蒸気曝露群では変動はなかった. ヒトとラットの利尿メカニズムが同等であれば, 水溶性塗料塗装工で報...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 1998, Vol.40 (4), p.197-197 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 水溶性溶剤に添加され, 塗装工が蒸気曝露されている抗菌物質benzisothiazolinone(BIT)の利尿作用について, ラットを用いた実験をおこなった. 投与量は90mg/kgを麻酔2または12時間前に経口投与した. また, 水溶性塗料蒸気の麻酔中曝露実験, 陽性対照として麻酔中のfurocemide投与実験も実施した. 腎影響の指標として, 尿量, 尿浸透圧, 尿中NaおよびK, 血圧を測定した. furocemide投与群では各指標に有意な変動があったが, BIT投与あるいは水溶性塗料蒸気曝露群では変動はなかった. ヒトとラットの利尿メカニズムが同等であれば, 水溶性塗料塗装工で報告されている頻尿は, BITには関連しないと推定される. |
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ISSN: | 1341-0725 |