産業看護職のストレス度について

産業現場において, メンタルヘルスが重要性を増している中で, 看護職自身の健康度を見直すために, 山口県産業看護研究会の会員108名を対象に配布調査を実施し, 今後の指針を探ってみたので報告する. 回収率は88.8%で有効回答は96名である. 今回, この調査で産業看護職にもかなり高いストレスがあることがわかった. ストレスベスト3「仕事の質と量」「人間関係」「労務管理」の分析から, 産業看護職の位置づけ(労働衛生行政の中での身分の一律化)や処遇のあり方, 業務分担の見直し, コミュニケーションの必要性など専門職としてその能力が充分発揮できるように企業の体制づくりが必要と考える. そのためにも...

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Hauptverfasser: 坂本美知子, 川野カツ子, 田口直美
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:産業現場において, メンタルヘルスが重要性を増している中で, 看護職自身の健康度を見直すために, 山口県産業看護研究会の会員108名を対象に配布調査を実施し, 今後の指針を探ってみたので報告する. 回収率は88.8%で有効回答は96名である. 今回, この調査で産業看護職にもかなり高いストレスがあることがわかった. ストレスベスト3「仕事の質と量」「人間関係」「労務管理」の分析から, 産業看護職の位置づけ(労働衛生行政の中での身分の一律化)や処遇のあり方, 業務分担の見直し, コミュニケーションの必要性など専門職としてその能力が充分発揮できるように企業の体制づくりが必要と考える. そのためにも, 看護職のイメージアップをはかるべく実績を積むこと. 企業経営者の意識改革を図ること. そして, 何よりも看護職自身が自己啓発をはかりながら積極的に業務に取り組んでいく前向きな姿勢を示していくことだと考える.
ISSN:1341-0725