様々な Sequence の MRI で閉塞静脈洞の評価を行い経静脈的塞栓術を行った硬膜動静脈瘻の 2 例

【目的】硬膜動静脈瘻の経静脈的塞栓術において,閉塞静脈洞を安全に経由するために,MRI による閉塞静脈洞の術前評価が有効であった 2 例を報告する.【症例】どちらの症例も左横静脈洞から S 状静脈洞部の isolated sinus となった硬膜動静脈瘻である.Phase contrast MRA(PC MRA)では左横静脈洞,S 状静脈洞ともに描出が認められなかったが,造影 3D variable refocusing flip angle turbo spin echo (3D VRFA TSE) T1ならびに造影 3D gradient echo (3D GRE) T1 では閉塞している...

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Veröffentlicht in:脳血管内治療 2021, Vol.6(4), pp.196-202
Hauptverfasser: 細野, 篤, 大川原, 舞, 山口, 裕之, 鈴木, 隼, 越阪部, 学, 上田, 幹也, 前田, 高宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】硬膜動静脈瘻の経静脈的塞栓術において,閉塞静脈洞を安全に経由するために,MRI による閉塞静脈洞の術前評価が有効であった 2 例を報告する.【症例】どちらの症例も左横静脈洞から S 状静脈洞部の isolated sinus となった硬膜動静脈瘻である.Phase contrast MRA(PC MRA)では左横静脈洞,S 状静脈洞ともに描出が認められなかったが,造影 3D variable refocusing flip angle turbo spin echo (3D VRFA TSE) T1ならびに造影 3D gradient echo (3D GRE) T1 では閉塞している左横静脈洞の描出が認められたため,対側からのアプローチが可能であった.【結論】様々な sequence の MRI が閉塞静脈洞への安全なアプローチに有効であった.
ISSN:2423-9119
2424-1709
DOI:10.20626/nkc.cr.2021-0029