頚動脈ステント留置術後に虚血性視神経症を発症した1 例

【目的】内頚動脈狭窄症に対し頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting; CAS)を施行し,術翌日に虚血性視神経症(ischemic optic neuropathy; ION)を発症した一例を経験したので報告する.【症例】72 歳,男性.左上下肢の脱力発作を認め脳梗塞の診断で入院加療が行われた.精査の結果右内頚動脈高度狭窄を認めCAS を施行したところ,術翌日に右眼の視力,視野障害を認めた.眼底所見から網膜中心動脈閉塞ではなくION と診断された.【結論】CAS後にION を発症した非常に稀な一例を報告した....

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Veröffentlicht in:Journal of Neuroendovascular Therapy 2014, Vol.8(1), pp.52-57
Hauptverfasser: 南都, 昌孝, 谷川, 成佑, 高道, 美智子, 小坂, 恭彦, 中原, 功策, 天神, 博志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】内頚動脈狭窄症に対し頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting; CAS)を施行し,術翌日に虚血性視神経症(ischemic optic neuropathy; ION)を発症した一例を経験したので報告する.【症例】72 歳,男性.左上下肢の脱力発作を認め脳梗塞の診断で入院加療が行われた.精査の結果右内頚動脈高度狭窄を認めCAS を施行したところ,術翌日に右眼の視力,視野障害を認めた.眼底所見から網膜中心動脈閉塞ではなくION と診断された.【結論】CAS後にION を発症した非常に稀な一例を報告した.
ISSN:1882-4072
2186-2494
DOI:10.5797/jnet.cr.13048