内頚動脈慢性完全閉塞に対する再開通療法─文献レビューと展望

【目的】症候性の慢性内頚動脈閉塞症に対して血管内治療での再開通療法が試みられるようになってきており,その手術難易度や治療効果について総説する.【方法】現在までの報告で示されている適応,治療方法の詳細などを自験例の詳細を加えてレビューし,将来の展望を考察した.【結語】近年の報告では血行動態障害を伴う症例において高い予防効果が期待できそうである.今後専用器具の開発,病変性質の解明,画像診断の進歩などの要因により治療機会が大きく広がる可能性がある.【結論】近い将来,症候性の慢性内頚動脈閉塞症に対する治療として,血管内治療による再開通療法が主な選択肢のひとつとなる可能性がある....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Neuroendovascular Therapy 2014, Vol.8(1), pp.3-13
Hauptverfasser: 太田, 剛史, 中原, 一郎, 松本, 省二, 石橋, 良太, 五味, 正憲, 宮田, 悠, 西, 秀久, 渡邉, 定克
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】症候性の慢性内頚動脈閉塞症に対して血管内治療での再開通療法が試みられるようになってきており,その手術難易度や治療効果について総説する.【方法】現在までの報告で示されている適応,治療方法の詳細などを自験例の詳細を加えてレビューし,将来の展望を考察した.【結語】近年の報告では血行動態障害を伴う症例において高い予防効果が期待できそうである.今後専用器具の開発,病変性質の解明,画像診断の進歩などの要因により治療機会が大きく広がる可能性がある.【結論】近い将来,症候性の慢性内頚動脈閉塞症に対する治療として,血管内治療による再開通療法が主な選択肢のひとつとなる可能性がある.
ISSN:1882-4072
2186-2494
DOI:10.5797/jnet.ra.13044