6. 硬膜動静脈瘻(dural arteriovenous fistula:dAVF)
「推奨」「1. 適応」硬膜動静脈瘻(dAVF)に対する治療方法には, 血管内治療, 開頭手術, 定位的放射線治療, もしくはこれらの併用療法がある. その適応と方法は, 症候, 罹患部位, 血行動態と血管構築(流入動脈, 罹患静脈洞の状態, 流出静脈など), 年齢などを考慮して判断する(#1). (グレードC) 「2. 術前検査」血管内治療の術前には病変部位と血行動態, アクセルルート, 全身の評価を行う. 経動脈塞栓(transarterial embolization:TAE), 経静脈塞栓(transvenous embolization:TVE), 両者の併用, また塞栓術以外の治療も...
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Veröffentlicht in: | 脳神経血管内治療 2009, Vol.3 (suppl), p.47-55 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「推奨」「1. 適応」硬膜動静脈瘻(dAVF)に対する治療方法には, 血管内治療, 開頭手術, 定位的放射線治療, もしくはこれらの併用療法がある. その適応と方法は, 症候, 罹患部位, 血行動態と血管構築(流入動脈, 罹患静脈洞の状態, 流出静脈など), 年齢などを考慮して判断する(#1). (グレードC) 「2. 術前検査」血管内治療の術前には病変部位と血行動態, アクセルルート, 全身の評価を行う. 経動脈塞栓(transarterial embolization:TAE), 経静脈塞栓(transvenous embolization:TVE), 両者の併用, また塞栓術以外の治療も検討した上で, 治療戦略をたてる必要がある(#2). (グレードC) 「3. 治療手技」血管内治療は開頭手術の実施可能な施設で, 血管撮影装置を使用して実施する. 治療にあたっては適切な麻酔と生体モニター(#3-1), 必要に応じて適切な抗血栓療法の実施下に, 経皮的にガイディングシステム(#3-2)を挿入し, 治療戦略に適合したマイクロカテーテル, 塞栓物質(#3-3)を使用して治療する. |
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ISSN: | 1882-4072 |