Hemodynamic instability during carotid artery stenting: the relative contribution of stent deployment versus balloon dilation
「目的」:頚動脈ステント留置術(以下CAS)では徐脈, 血圧低下, 心停止などの循環動態抑制が起こることがあり, その頻度は, 高いものでは40%で起こるとの報告もある. 著者らはバルーンによる拡張を行わず, 自己拡張型ステント留置術のみを留置することにより, 高度狭窄の頚動脈を徐々に拡張させることができることを論証してきた. この経験を踏まえ, バルーンを使用しないことにより, 頚動脈洞圧受容器への刺激が減り, 循環動態の不安定化(徐脈, 低血圧, 心停止)の発生が減少するという仮説を立てた. 「方法」:頚動脈内膜剥離術(以下CEA)ハイリスクの症候性頚動脈高度狭窄症例97例を対象に, 意図...
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Veröffentlicht in: | 脳神経血管内治療 2009, Vol.3 (2), p.149-149 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「目的」:頚動脈ステント留置術(以下CAS)では徐脈, 血圧低下, 心停止などの循環動態抑制が起こることがあり, その頻度は, 高いものでは40%で起こるとの報告もある. 著者らはバルーンによる拡張を行わず, 自己拡張型ステント留置術のみを留置することにより, 高度狭窄の頚動脈を徐々に拡張させることができることを論証してきた. この経験を踏まえ, バルーンを使用しないことにより, 頚動脈洞圧受容器への刺激が減り, 循環動態の不安定化(徐脈, 低血圧, 心停止)の発生が減少するという仮説を立てた. 「方法」:頚動脈内膜剥離術(以下CEA)ハイリスクの症候性頚動脈高度狭窄症例97例を対象に, 意図的にバルーンをできる限り使用せずに自己拡張型ステントのみを使用する手法でCASを施行した. 77例(79%)でステント留置のみで治療を可能であり, 20例(21%;前拡張13例, 後拡張7例)でバルーンを用いた拡張を必要とした. |
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ISSN: | 1882-4072 |