薬理学研究に対する思いあれこれ

私が鳥取大学医学部を卒業して約30年, 高知大学医学部教授に就任して8年になりました. 今回の「アゴラ」では徒然なるままに私の感じた研究の魅力や, 何故かくも長く研究生活を続けてこられたかなど書いてみたいと思います. 今年は, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で随分学会出張や個人旅行の回数が減ってきていると思いますが, 旅行や出張など出かけることが好きな私にとっては何か物足りない日々を送っています. 私は1991年に鳥取大学医学部を卒業し, 臨床医である泌尿器科医を目指しました. 疾病の診断から治療まで, そして内視鏡からダイナミックな開腹手術や全身管理が出来ることが泌尿器科...

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Veröffentlicht in:日本薬理学雑誌 2021-03, Vol.156 (2), p.59-60
1. Verfasser: 齊藤源顕
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:私が鳥取大学医学部を卒業して約30年, 高知大学医学部教授に就任して8年になりました. 今回の「アゴラ」では徒然なるままに私の感じた研究の魅力や, 何故かくも長く研究生活を続けてこられたかなど書いてみたいと思います. 今年は, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で随分学会出張や個人旅行の回数が減ってきていると思いますが, 旅行や出張など出かけることが好きな私にとっては何か物足りない日々を送っています. 私は1991年に鳥取大学医学部を卒業し, 臨床医である泌尿器科医を目指しました. 疾病の診断から治療まで, そして内視鏡からダイナミックな開腹手術や全身管理が出来ることが泌尿器科の大きな魅力と言えます. 泌尿器科入局後は覚えることが多く忙しくも充実していました. しかし, 何かに追われている様でせわしい日々を過ごしていました. 1993年春から縁があって米国イエール大学泌尿器科Robert M. Weiss教授のもとに留学し, 下部尿路排尿機能の研究生活をおくることができました(同じアパートに住んでおられたのが横浜市立大学医学部の五嶋良郎教授, 東京女子医科大学の中村史雄教授です).
ISSN:0015-5691