解剖学,生理学,生化学,薬理学との水平統合型講義の経験と課題
「1. はじめに」大学教育は今「変わること」が多分に求められている. 薬理学そのものが変わり, 時代の要求, 学生の要求が変わっているので, 薬理学教育も変わるのは当然であると言える. また, 大学教育の品質を世界基準で保証することも急務であり, その意味でも日本の医学教育は今変わる必要がある. しかし, 変わることが苦手な大学人の存在, 私も含めてこれまで教育に必ずしも強い興味を持っているわけでは無い教員の存在, さらに変化自体を目的化するかのような某所への反発等々, 様々な理由が相まって改革と呼べるような大きな変化は起きていないように思う. 改革には, 大きな切っ掛けが必要であるが, その...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 2020, Vol.155(6), pp.406-408 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」大学教育は今「変わること」が多分に求められている. 薬理学そのものが変わり, 時代の要求, 学生の要求が変わっているので, 薬理学教育も変わるのは当然であると言える. また, 大学教育の品質を世界基準で保証することも急務であり, その意味でも日本の医学教育は今変わる必要がある. しかし, 変わることが苦手な大学人の存在, 私も含めてこれまで教育に必ずしも強い興味を持っているわけでは無い教員の存在, さらに変化自体を目的化するかのような某所への反発等々, 様々な理由が相まって改革と呼べるような大きな変化は起きていないように思う. 改革には, 大きな切っ掛けが必要であるが, その意味では日本医学教育評価機構 (JACME) は黒船級の役割を果たしていると言える. JACMEが課す医学教育分野別認証に対しては, 色々と思うところはあるが, よく言えば薬理学教育改革の大きな切っ掛けになっていると感じる. |
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ISSN: | 0015-5691 1347-8397 |
DOI: | 10.1254/fpj.20048 |