子育てと研究

札幌医科大学医学部薬理学講座・久野篤史先生より引継ぎました國本梨沙です. 現在, 堀尾嘉幸教授のもと, この薬理学講座で助教を務めております. 薬理学について熟知していない私がこのリレーエッセイに参加してよいのか悩みましたが, 自分を振り返ってみるいい機会だと思い引き受けました. 私は2003年札幌医科大学卒業後, 皮膚科医として大学病院や釧路の病院で研修しました. その後大学に戻り, 当時の皮膚科の教授, 神保孝一先生に勧められ, 卒後3年目に大学院に進学しました. その頃, 与えられたテーマは色素幹細胞の研究でした. 色素幹細胞を分離培養して, いずれは難治性の皮膚病である尋常性白斑の治療...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本薬理学雑誌 2015-11, Vol.146 (5), p.291-291
1. Verfasser: 國本梨沙
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:札幌医科大学医学部薬理学講座・久野篤史先生より引継ぎました國本梨沙です. 現在, 堀尾嘉幸教授のもと, この薬理学講座で助教を務めております. 薬理学について熟知していない私がこのリレーエッセイに参加してよいのか悩みましたが, 自分を振り返ってみるいい機会だと思い引き受けました. 私は2003年札幌医科大学卒業後, 皮膚科医として大学病院や釧路の病院で研修しました. その後大学に戻り, 当時の皮膚科の教授, 神保孝一先生に勧められ, 卒後3年目に大学院に進学しました. その頃, 与えられたテーマは色素幹細胞の研究でした. 色素幹細胞を分離培養して, いずれは難治性の皮膚病である尋常性白斑の治療につなげることを目標にしていました. 当時, 大学の皮膚科は人手不足で, 外来, 病棟, 当直, 地方への出張と皆忙しく大学院生も臨床と研究の掛け持ちで, このテーマについてじっくりと研究を指導してもらえる環境に無かったので, 私は基礎医学講座で研究することを希望していました.
ISSN:0015-5691